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5月 27, 2011
admin

ミャンマー児童支援センターへ行ってきました

Japan Bridge今年も弊社ではミャンマーの児童支援センターに援助を行いました。この児童支援センターは保育園のようなところです。ヤンゴン川を渡った村にあり、昼間保護者の方が働きに出ている間にお子さんを無償で預かり、食事から教育までを行っています。みんな英語も勉強していました。右の写真は児童支援センターまでへ行く途中の橋。ジャパンブリッジと呼ばれているそうです。

 

ミャンマー児童支援センター支援センターの所長によれば、子供達の体重が1年間で平均1.1kgも体重が増加したそうです。貧しい村にあって、この体重増加は驚くべきことだそうです。とくにこの児童支援センターでは食事を重視しております。というのも、充分な栄養をとることは、体重を得るだけでなく、健康的で精神衛生上にも効果があるとのことです。さらに昨年からはこの児童支援センターにも電気が通るようになりました!

確かに去年会った時よりもみんな大きくなっているね。(店長も一回り大きくなりました。痩せねば・・・)

さて、店長は太っているので「暑い暑い~」と言っていると、ある子供がウチワで仰いでくれました。こんなにも涼しい風はないね!そこで、むむ!と閃きました。

折角電気が通ったのならば、皆が勉強・遊びに集中できるようにしようと、買いに行きました

扇風機!

扇風機を買いました

Made in Japan・・・ではないですが、現地では人気のMDファン(Made in China)!

児童支援センターのみんなに涼しい風をプレゼント。

さて、このNGOでは色んな計画が進んでいて今度は24時間体制のメディカルセンターを建設中でした。ダラーメディカルセンター

薬局と産婦人科を常設していて、日替わりで歯科なども入るとのこと。この村には病院が全くなかったので、このメディカルセンターが頼りになるそうです。
追伸:現地よりMDファンの設置工事が完了したとの連絡がありました!勉強がんばれ!
児童支援施設に設置されたファン

5月 17, 2011
admin

ウィリアム・モリスのカーテンとチーク無垢フローリング

幅広一枚ものTS120を施工いただきましたO様邸にお伺いしてきました。O様には、弊社ショールームにお越しいただいて実際の商品(業界用語で言うマモノ、真物)を手にとって、踏んでいただいて決めていただきました。建設会社から提示される選択肢からではなく、O様ご自身で床材・壁紙・廻り縁など使用する部材や建材を吟味して支給されたとのことです。

実際お伺いしてO様のこだわりやセンスが詰まった空間をみると、部材一つ一つにストーリーがあってそれらが雰囲気をだしているのだなぁーと感じます。

ウィリアム・モリスのカーテンとチーク無垢材

床は幅広一枚ものTS120の本チーク無垢フローリング。ソファカバーとカーテンはウィリアム・モリス。ゴールドのブラインドをあげると海を一望できます。

O様いわく質の良いもの同士を組み合わせることこそが極上の雰囲気を作りだせるとのこと。O様のイメージに弊社のチークフローリングがぴったりとマッチして良かったとのことです。販売者冥利につきます!

インドローズの無垢テーブル

写真手前のテーブルは、インドローズ(バリサンダー)の一枚ものテーブル。板目が綺麗なテーブルです。耳付きなのですが、脚がネコ脚で縦長フォルムなので和風に見えず部屋の雰囲気にぴったり。テーブル下のペルシャ絨毯も天然染料なのでチーク床材に合いますね。

ウィリアム・モリスのカーテンとチーク材

夜、ウィリアム・モリスのカーテンを閉めて室内灯の中で見ると、チークフローリングがまた違った表情になるそうです。カーテンを閉めてもらって写真を撮ってみました。

ウィリアム・モリスの壁紙とチーク無垢材右の写真は主寝室です。こちらはウィリアム・モリスの壁紙xカーテンとなっておりました。フローリングを囲むように大理石が敷いてあります。緑基調で落ち着いた雰囲気です。

O様邸のほかの階はチーク以外の樹種でまた違った雰囲気になっていました。

O様が持っているイメージが体現された素敵なお宅でした。そして、TS120を実際に敷いてみたところ、色・木目がカーテンや絨毯とマッチして本当に良かったと言って頂けました。床材は簡単に取替えができないので、思い切ってチークにしたけどそれが正解だったとのことです。

センスとアイデアの詰まったO様邸の事例は、参考になるところが多く一度に紹介しきれないのですが、このブログで少しでも雰囲気が伝われば幸いです。

5月 11, 2011
admin

無垢フローリングの張り方 イロイロ

前回の出張ではヤンゴン市中心から少し離れたインヤーレイクホテルに泊まりました。インヤーレイクホテルはヤンゴンの中でも由緒ある古いホテルになるのですが、湖畔の静かな環境でロビーから客室までチーク材をふんだんに使ったホテルです。他のホテルに比べると、欧米系のゲストが多い感じがしました。

ヘリンボーン張りとパーケット張りのミックス

ロビーにはヘリンボーン張りとパーケット張りが組み合わさっていました。いい感じに使い込まれてます。

日本のフローリングのように面取りはしておらず、現地では施工後にサンダーをかけて表面を磨くそうです。

パーケット張り市松模様
こちらは客室前の廊下に敷きこまれていた市松模様のパーケット貼りです。ロビーに張ってあったものと比べると小さめでした。幅50mmで長さ150mmくらいでしょうか。

色の濃淡を組み合わせて綺麗な市松模様を作っています。チークは濃淡の違いが結構ありますが、それを上手に使っていますね。以前、僧院で施工しているところを見たのですが、色を選り分ける専門の職人がいました。張る職人さんは、色分けされたものをかんなを使いながら長さを併せて張りこんでいましたが、施工は大変そうでした。

ちなみに、工場でパーケット張りのフローリングを見せてもらったのですが、本実加工がありません。

ヘリンボーン張り短尺タイプ

客室内はヘリンボーン張り。フローリングは、短尺で上のパーケット張りのものと同じサイズです。

こうやってみると今度は色の濃淡があまり気にならないですね。よく見ると時々濃い色合のものとかが混じっていますが・・・、うーん不思議です。

チーク階段框と手すり
ホテルロビーの奥は土産物屋さんが並ぶ廊下になるのですが、スキップフロアになってます。

チーク材の階段框、長尺の一枚ものでした。迫力があります。

チーク無垢フローリングのパーケット張り

土産物屋さん通りは、パーケット張り。

ミャンマーの水掛け祭後に行ったので、宿泊客も少なくとても静かでした。ちなみにインターネットはロビーのみWi-fiが繋がりました。客室からは残念ながら湖がみれませんでした。もし行かれる方はレイクビューの部屋を指定した方が眺めが良いですよ!

フローリングの張り方についての記事一覧
朝鮮張りのオーディオルーム
無垢フローリングすだれ張りの施工事例
無垢フローリングの張り方 イロイロ(このページ)

5月 2, 2011
admin

ミャンマーチークの丸太

先日の出張では、ミャンマー政府木材供給公社のチーク丸太ストックヤードを見学してきました。これだけの量のチーク原木を見ることはめったにないので、写真をたくさん撮りました。弊社スタッフもこれほどの量を一度に見ることはなかったようで、中年のオジサン2人ではしゃいできました。

広大な敷地のチーク丸太置き場

広大な敷地に入札を待つ丸太が積まれています。これらは全てミャンマー産本チークになります。このストックヤードで一山ずつ精査していくだけで何日間かかかりそうです。 

化粧合板の表面材やヨットやクルーザーのデッキなどの使用するハイグレードなものから現地市場でフローリング等に使用するためのリーズナブルなグレードのものまで玉石混交です。

写真だと少しわかりづらいのですが、原木を見ただけでも、表面が茶系統のものから黒系統のものまで色合いが様々です。また、スラッとまっすぐ伸びた丸太からヒネリが入った丸太や瘤のある丸太など、天然チークの丸太ならではです。

ハイグレードのチーク原木

それぞれグレード毎のロットに分けられてセリにかけられます。断面にはグレードやロット番号がわかるように文字が記載されています。左の写真はいずれもグレードが高い原木で、化粧板や家具・クルーザーデッキなどに使用される品質のものです。大口径でスラッとした丸太です。色合いも良さそうです。弊社のソリッド一枚ものもこのグレードから挽くことが多いです。というのも、長尺のものの歩留まりを考えると、欠点の少ない素直な丸太からとるのがコストパフォーマンスが良いからです。

ただし、弊社のサプライヤー曰く「実際に鋸で挽いて切り口を見るまでは安心できない」とのことです。というのも、挽いてみて初めてワレや虫食いなどの欠陥が見つかる場合があるからだそう。

象が運搬する為のチーク材の穴

さて、この丸太に空いている穴はナンでしょうか?

答えはチーク材を牽引するために鎖を通す穴。そして、ミャンマーでこうした大きなチーク材を運ぶのは象さんの役割なのです!象による運搬というのは、重機などで運ぶ方法と比べて、一見非効率に見えるのですが道路状況が良くないミャンマーでは最適な方法なのです。また、ゆっくりと運搬することで急速な乱開発を抑える効果もあるのです。

非常に大きなチーク丸太

またがってみました。大きさがわかるでしょうか。ところで、木に またがることってあまりないですよね。

インドバイヤーが買い付けたチーク原木

こちらは皆同じマークがしてありました。買い付けたバイヤーのものですが、すごい量。この山以外にも別の場所にも同じマークのものがありました。見た目はブラジルの国旗のような色合いですが、表記に「ムンバイ」とあったのでインド向けでしょう。

比較的低いグレードのものですが、買い付ける量がすごいですね。さすがに人口12億人の国です。

次回は現地のホテルで見た色々なフローリングの張り方について書きます。皆様、よいGWをお過ごし下さい!

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