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7月 26, 2011
admin

チーク無垢フローリングのソープフィニッシュメンテナンス実例

暑くなったり寒くなったりと気温のアップダウンが激しいですが如何お過ごしでしょうか。

この季節は、子供が水遊びをして濡れた足で入ってきたり冷たい飲み物の結露などにより水ジミをはじめとする汚れがつきやすい時季です。店長宅も暑くてメンテナンスをサボり気味だったので、水ジミが多くついてしまった状態でした。
我が家の場合、子供が小さいのでお菓子をこぼしたりというのもあります。
先週末、関東地方はやや涼しかったので、恒例のモップ掛けを実施しました。本当は月イチくらいでやらないとなんですが・・・。

<用意するもの>

  • 昔ながらの水拭きモップ
  • バケツ
  • オリーブオイルの石鹸

<方法>

  1. お湯2リットル程度にオリーブオイルの石鹸を適量(10gくらい)溶かし石鹸水を作る。カッターで刻むと溶け易い。
  2. その石鹸水を(12Lくらい)バケツの水で薄めます。
  3. モップを浸して、固く絞って、床をゴシゴシ
  4. モップが乾いてきたら、また浸して絞ってゴシゴシ、の繰り返し。

なお、乾拭きとか綺麗な水で拭き取るとかは特になし。汚れがひどいなーと感じるところは何回か繰り返します。
水シミなんかは結構綺麗に落ちます。素足で歩いた感じは清掃後は「サラサラ」した感じになります。
小学生の子供が「お、なんか床が綺麗じゃん」と気付くレベルにはなりました!
(下の画像をクリックすると拡大表示します)


ソープフィニッシュ前
水ジミがついた無垢フローリング

ソープフィニッシュ後
ソープフィニッシュでメンテナンス


ソープフィニッシュ前
ソープフィニッシュビフォー

ソープフィニッシュ後
ソープフィニッシュアフター


ソープフィニッシュ前
無塗装の無垢チーク

ソープフィニッシュ後
無塗装のソープフィニッシュアフター

写真だとわかりにくいですが、広い範囲だと結構キレイになったと感じるので、充実感あります!
イメージとしては「石鹸水で汚れた床を洗う」感じです。是非お試し下さい。

以下、メンテナンスに関するブログ関連記事です。
無垢材のメンテナンス実験<水ジミ編>
メンテナンスが楽な無垢フローリング
経年変化で飴色になる無垢フローリング
30年経年変化したチークフローリング

7月 11, 2011
admin

無垢材の断熱効果

7月になって夏本番。暑い日が続きますね。さらに今年は電力不足なので節電がテーマです。電力消費を抑える為に、エアコンの使用制限をおこなっている方が多いと思います。「もともとエアコンが苦手!」という人も多いかと思いますが、今年こそエアコンに頼らずに体感温度を下げて、少しでも快適な環境を作ることが大事ではないでしょうか。

弊社のチーク無垢材を施工されたお客様からよく聞かれるのが「素足で歩いてもベトベトせずにサラッとして快適!」という感想です。無塗装や自然塗装の場合、チーク無垢材の質感を活かすことでサラリとした触感の床材になります。また、冬でも「痛いくらい冷たい」ようなことはなくホンワカとした温もりがあります。特にこれまで合板フローリングで生活されていた場合、その違いに驚かれることと思います。

ここで学術的なウンチクを。チークやナラ、ウォールナットという広葉樹には、根から吸い上げた水分を樹木全体に行き渡らせるために「導管」とよばれる血管のようなものが備わっています。伐採されフローリング等に製材されると、木材の水分は乾燥して導管のなかは空っぽの空間になります。こうした空間は空気層となって熱伝導率を抑え天然の断熱材になるのです。そのため、木材に触れた時にサラリとした爽やかな感覚があるのです。

とくにチーク材は導管が太く空気層が大きいことが特徴的です。広葉樹の代表的な樹種の顕微鏡写真です。(森林総研サイトより)この空隙の大きいところが導管です。チークは結構大きくて数もありますね。硬いといわれるローズウッドは少な目ですね。
チーク小口顕微鏡写真

チーク

ミズナラ

ミズナラ

オニグルミ

オニグルミ(ウォールナット)

ローズウッド

ローズウッド

また、無垢材には施工後も水分を吸湿し、湿度を下げる効果があります。ムシ暑い日に無垢材や漆喰など自然素材に囲まれた部屋に入ると何となくサラリとしているのは、こうした吸湿効果によるものです。こうして吸湿した水分は乾燥する冬に放出して部屋の湿度を上げる効果があります。

こうした木材の吸湿・放湿効果は「木が呼吸している」といわれます。天然の調湿材としての効果も無垢フローリング材には期待できます。
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