ミャンマーからの祈り
震災から1ヶ月経ちました。余震が収まらず、原発問題も解決のめどが立たず不安な日々が続きます。
そんな中でも被災地の方々やボランティアの方々による復興、お疲れ様です。
少しずつですが仮設住宅の建設が進んでいるとニュースで見ました。工務店の方々と話すると、構造用合板が不足している等聞きます。しかし、皆さん一様に「近いうちに在庫状況は平常になるだろう」とのことです。新聞なんかでも徐々に生産が戻っているとも。復興に向けて皆でがんばりましょう。私も、通常通り以上に仕入れをして、生産・復興の一助になればと思ってます。
先日の余震について、弊社でサポートしているミャンマーデイケアセンターの所長から励ましのお手紙をいただきました。
以下、和訳です。
「3回目の地震があったと聞きました。津波は発生しなかったとのこと、主に感謝します。(キリスト教の方です)ただ、神はなぜこのような試練を日本の方々に与えるのでしょうか。日本の皆さんは穏やかで優しく、世界の恵まれない方々を助けてきたというのに。これ以上の困難がないことを願っております。」
日本の立場にたった応援のメッセージに目頭が熱くなります。今まで、私たちがやってきた世界の国々への支援は間違っていなかったし、今回は私たちが困っていたので世界各国から支援が向けられました。
助け合いですよね。ホント。今は寄付や支援物資を送るとかしかできませんが、チャンスがあれば被災地へボランティアへ行って復興を手伝いたいです。
ミャンマーでは続々と生産が行われています。さらに在庫増すように近々現地にいって追加発注してきます。また、デイケアセンターへの支援も行ってきます。この支援は毎年変わらず行います。
下の写真は出荷を待つTH90と検品状況です。
ミャンマーでの児童支援活動 2010
今年度もヤンゴン児童支援NGOのデイケアセンター(保育園)へ支援を行いました。
なんと今回はそのデイケアセンターに通う子供達が私にプレゼントを渡すために会いに来てくれました!!
頂いたのはココナッツでできた猿の置物と日本語の歌です
「コンニチハ」や「ハジメマシテ」など上手に日本語で挨拶もしてくれました。こうして日本に親しみを感じてもらえてとても嬉しいです。
前回訪問したときに皆にニックネームとして日本語の名前をプレゼントしました。皆、その名前を覚えてくれていて自己紹介もしてくれました。
ちなみにプレゼントをくれた子のニックネームは私の苗字と同じ「AIHARA」君です。
私たちの支援金は主にデイケアセンターで児童に提供する食費に使われます。デイケアセンターには月曜から金曜まで約20人の児童が通っており昼食が出されます。デイケアセンターには、お医者さんもいるので、栄養のバランスがとれてコストメリットのあるメニューが提供されます。
20人分の毎月の昼食代は約200ドル(18,000円)になります。一食当たり45円です。大豆など豆類を中心とした栄養のある食事で皆スクスク成長しているそうです。
ミャンマーは物価が違うので、少ない支援金でも有効に使ってもらえます。
みんな元気一杯でした。帰り際には「サヨ-ナラ-」と完璧な日本語を披露してくれました。ありがとう。
灼熱のヤンゴン
ミャンマーへの出張から戻りました。
今回の目的は検品と在庫切れとなっているTH90(15x90x910、一枚もの)の商談です。
ヤンゴンのみの滞在だったのですが、とにかく暑いです。日中は40度近くになるので、サウナのなかで仕事しているようです。現地の方も「今年は過去30年来で一番暑い年だ」と言ってました。ひょっとしたら、今年はエルニーニョ現象の年なので、それが関係しているのかもしれませんね。
熱中症対策をできる限り実践してみました・・・。
・スポーツ飲料や水をできる限り多く飲む
・日傘を差す、できるだけ日陰に避難する
・首筋に日本製の濡れ手拭をかける
・朝ごはんにお味噌汁を飲む
・エアコン付きタクシーを予約する(殆どのタクシーはエアコン無しです)
到着した翌日くらいまでは熱中症のような症状だったのですが、徐々に体が慣れてきてなんとか耐えられるようにはなってきました。
さて、現地工場ではチーク材の荷動きはあまり活発ではないとのことでしたが、すばらしい角材を見つけることができました。
写真は10cmx12cmx2m以上の本チーク角材です。
目も詰んでいて、色合いも綺麗な茶褐色でした。これほどのものを集めるのはなかなか大変です。ご興味ある方は是非ご連絡下さい。
また、今夏に入荷するフローリングの人口乾燥状況をチェックしてきました。チーク材は丸太から角材にしたあとに、写真のような乾燥室で人口乾燥を施します。乾燥室はボイラーで蒸気を発生させて少しずつ熱をかけて木材を乾燥させていきます。
首筋には例の濡れ手拭をかけてます。私自身も人口乾燥状態でしたが、この手拭になんども救われました。
店長の自己紹介と出張時の様子
今回は自己紹介を兼ねて店長 相原 力の出張時の写真を公開します!「こんな人物が店長なのかー」くらいでご覧下さい。
まずは検品している写真です。この時は真剣です。フローリングに仕上たチーク材が規格通りになっているか1本ずつチェックします。ミャンマーは一年中暑いので、結構きつい作業になります。
次の写真は検品が終わって、休憩しているところです。肌が地黒な方なので、現地にいるとミャンマー人と間違えられる事があります。真ん中の大きな鍋に激甘のジュースが入ってます。工場の皆さんはこれがお気に入りとのこと。
これはボランティアで義援金・食糧を寄付した時の写真です。仕事の合間に、NGO活動を行います。左隣に写っている大きな男は弊社チーク事業部のミャンマー人スタッフ サムです。体のサイズのとおり頼りになる男です。
仕事の後はリラックス。というか、これが一番の楽しみ?ミャンマーには普段では経験できない事が沢山あるので、出張中のオフタイムも充実して過ごせます。写真は馬車でのバガン寺院巡り。
ちなみにミャンマーに行くのは、これからの季節がいいですよ。雨季もそろそろ終息して過ごしやすくなります。
最初のうちは緊張していたミャンマー出張ですが、何度か行くうちに大分慣れてきて、脂っこいミャンマー料理も胃薬飲みつつ、楽しめるようになりました。
児童支援活動の紹介
チーク材収益の一部は現地の児童支援事業に役立てさせて頂いております。特に経済的支援が必要な貧困地域で生活している児童に対し、無償医療や衛生教育等を行っているNGOと協力して進めています。
こうした地域では衛生状況が良くないので、小さい子供が胃腸炎や呼吸器系などのあらゆる病気の脅威に晒されています。また、公衆衛生に対する教育が行き届いていないので病気が蔓延するリスクが高いのです。
そこでデイケアセンターを設立し、未就学児に対してメディカルチェックや教育を行ってます。
(子供たちのほっぺに塗ってある白い物は日焼け止めのタナッカです。)
また、デイケアセンターまでの農道が度々冠水していたので、小さな橋を架けました。これで子供たちが安全にデイケアセンターに通えます。現地では「ジャパンブリッジ」と呼ばれているそうですよ。
この他にも孤児院への寄付も行っています。
皆様にミャンマーチークを購入していただき、今後もこうした支援活動を続けて行きたいと考えてます。頑張らなくては!!