ヘリンボーン張りの施工事例
今回はTHB15 ヘリンボーン張りの施工例を紹介します。
語源は、Herring(ニシン)Bone(骨)。斜め45度に連続する柄がニシンの背骨の形に似ていることからヘリンボーンと呼ばれており、日本では、杉の葉の模様に似ているために杉綾と呼ばれることもあります。洋服などでは、生地を斜めに織り込んだヘリンボーンジャケットなどがあります。
このヘリンボーン張りはベルサイユ宮殿や鹿鳴館などで採用されるなど、クラシックな空間に用いられることがあります。チーク材は色合いに濃淡のある樹種なので、ヘリンボーン張りにした場合立体感が際立ちます。また、通常の張り方よりも、寸法安定性が増すのがヘリンボーン張りです。
施工時に手間が掛かるデメリットがありますが、チーク材でヘリンボーンにすると、とても雰囲気のある空間になります。
パーケット張りの施工事例
まだまだ暑い日が続きますねー。
そんな中、THB15を施工いただいているHigh Light様の現場へ訪問しました。こちらの現場では、THB15をパーケット張りにて施工です。六本木のアメリカンレストランCheeh and Chong’s さんの個室内装に採用いただきました。
アメリカンビンテージがマッチする空間です。オリジナルのアイアン家具にチーク無垢材が相性バッチリです。これから木製ブラインドや装飾の什器等が入って、雰囲気のあるアンティークな感じになります。チーク無垢材の持つ本物の味わい深いWoodyな雰囲気が居心地のよいDining roomを作り出しています。そして、この市松模様のパーケット張りは、かわいらしいアンティークな雰囲気をもっていますね。
海外ビールも多く取り揃えていて、ワインもたくさんあるそうです。お店の場所は麻布警察署の真横です。六本木に仕事・遊びに行かれる方は要チェックです!
ローカルのパーケット張り
瞑想休憩中に寺院の中を散策してたところ、チークフローリングの特有の香りがしてきました。その香りに引き寄せられていくと、僧院のリフォームでチークフローリング張りをしている現場に出くわしました。
張っていたのはラムパーケットというタイプです。市松模様に施工してます。注目すべきは色目の濃い物と薄い物を選り分けて、互い違いになるようにしている点。
施工をしている大工さんとは別に、事前にこの色分けをするセレクターが色の濃い物と薄い物を選り分けして並べます。大工さんはそれをスラブに直張りしていきます。
ラムパーケットのサイズは15cm長の5cmで面取り無しです。押すタイプのカンナを使いながら15cm四方の市松模様のパーケットにしていきます。なんともエレガントな仕上がりです。
ここは地元の方が瞑想する為の部屋になるとか。瞑想では床面に直接座ったり寝転んだりするので、チークの程よい硬さと滑らかな質感が心地よい場所を作り出し、集中力を持続させるのに役立つそうです。