薪ストーブ・床暖房と無垢フローリング
横浜方面はさわやかな冬晴れが続いています。そろそろ、床暖房が活躍する季節ですが、今年は暖かい日が続いてますので出番が少ないです。チークという樹種は寸法安定性に優れているので、床暖房に使用しても酷い反りやワレが生じることは殆どありません。弊社のチークフローリングも電気式・ガス式両方のタイプで床暖房試験をしております。試験結果については、お気軽にお問い合わせ下さい。
さて、TS90とTU15を施工いただいた横浜市のK様邸にお邪魔しました。1階の玄関・リビング・ダイニングにはTS90、2階にはTU15を張りました。K様は施主支給で床材を手配されました。施工中の現場にフローリング現物を持ち込んで、大工さんにも打合せに参加してもらって、施工するタイプを決めていただきました。
薪ストーブ!うらやましいです。家の中でゆれる炎を見ながらくつろげるのは憧れますね~。一方で、1階には床暖房も入っています。そこで、施工に際して、床暖房パネル上はできるだけ柾目のものを選んで施工いただきました。一枚物なので、木目の選択ができます。
K様のリビングはTS90を「りゃんこ張り」にしました。奥行きのある部屋に、TS90の長さが活きてスッキリとまとまった印象です。仕上げにはセラリカを塗布しました。実際に触れてみると、シルクのような滑らかな肌触りでした。スポンジを使って一回塗りで仕上げたそうです。現場に来られたキッチンメーカーさんが、いままでもっていたチーク材のイメージよりも木目も色合いも綺麗でビックリしたそうです。
2階にはTU15のユニタイプを施工いただきました。弊社のユニフローリングは、1820mmを構成するピースの色合いをできるだけ揃えてから製材しており、一枚ものに近い雰囲気をだすようにしております。階段手すり等はタモ材(オスモ・パイン色)で施工されていてチーク無垢床材と自然に調和してます。
古民家xチークソリッド
古民家のリフォーム「新築そっくりさん」でチークソリッドをご採用頂いたI様邸へお伺いしました。和風の広々した玄関を通ってリビングに入ると、まずは隆々とした立派な梁が目に飛び込んできました。天井を取り払って梁を現したとのことです。
思わず見とれてしまうほどの存在感がありました。この梁から屋台骨として長年家を支えてきた歴史を感じました。
さて、肝心の床材は90幅ソリッドタイプのTS90です。
黒い柱と白い壁にチークソリッドの床がマッチして、モダンな感じです。時間が経つとともに味わい深くなるという点が、無垢のチーク材を決めていただいたポイントでした。
実際に生活していただいた感想は、「暖かくて、意外と汚れにくい」とのことです。施工後に蜜ロウワックスを うすーく塗りました。薄く塗ったので、無塗装のような良い風合いがでてます。
I様邸はリビングの横が和室なのですが、この和室も雰囲気があり、またチークともマッチしていい感じです。
やはり日本人なので、和風な感じがとても落ち着きます。ついつい長居してしまいました。