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2月 8, 2012
admin

お客様アンケートの結果

先月より第4回お客様アンケートを実施しております。これまで弊社のチークフローリングをご採用いただき施工後1年~3ヶ月経過された方にアンケートを配布してご回答いただきました。
ご回答いただいた皆様、本当にありがとうございました。ご回答いただいた内容やは、横浜事務所のスタッフだけでなくヤンゴン事務所のスタッフ・提携工場の方々に伝えます。

ご回答いただいた皆様から、弊社のチークフローリングに大満足で、出会えてよかったというお言葉をいただけました。このことは販売するものにとって何にも代えがたい有り難い言葉です。これからも良質のチークフローリングの提供を続けていく活力になります!
お客様アンケートさて、皆様のアンケート結果よりわかった事をあげていこうと思います。

問、チークフローリングを施工したお部屋はどこですか? という質問に対しては、95%以上の方が「リビング」とお答えいただきました。また、50%近くの方で脱衣所・お手洗いの床材としてチークを選んでいただきました。チーク材はヨットやクルーザーのデッキ材にも使える水に強い材料です。ですから、水廻りの床材にも使用できます。

問、チーク以外で検討された樹種は? という質問に対しては、チーク以外は検討しなかったという方が半数以上でした。次にカリン・ウォールナットを挙げる方が多かったです。いずれも銘木です。カリンもチャンスがあれば取り扱っていきたい樹種です。

問、床材を決めるポイントは?という質問では、すべての方が「色合い」を重視することが分かりました。続いて、寸法安定性、価格、耐久性の順となっています。

問、家作り・空間作りで大事にしたい点という質問では、自然素材を使って癒しのある空間や使用しているチーク家具との統一感を大事にすることなどがありました。また、耐久性や素材本来の力を引き出すシンプルな作りという回答もありました。

問、弊社のチークフローリングに決めた理由という質問では、色合い・質感が優れている一方で低価格である点が多くの皆様に共通した理由でした。 良いものを安く提供して顧客満足度を高めるという弊社のモットーに合致した回答で自信がつきました。

自由記入欄ではお客様の家に訪問した方々からの評判も高いという記載も多くありました。実際に多くの方に見てもらって踏んでもらう事で、チークフローリングの素晴らしさが伝播していく事に繋がっていくと思っています。そして、何より施工したお客様に「ミャンマーチークにして良かったなー」と思ってもらえた事が最高です。

特に床材の素材感や質感にこだわりがある方にはミャンマーチーク オススメです。是非、サンプルを手にとって見てください。

加工待ちのTS120無垢フローリング

加工待ちのTS120無垢フローリング

無料サンプルロゴ

12月 12, 2011
admin

チークの樹木写真

先日の出張の際、50年生くらいのチーク生木の写真を撮りました。ヤンゴン市内で見れるチークとしては、大きなものになります。

チークの樹木写真

チークの実チークの種子

枝の先に、なにかフワフワしたような部分が見えますが、ここに種がついています。木の下には無数の種子がありました。

ここでミャンマーチーク あるあるです。

  • ミャンマー産チークは天然林に自生し、多様な樹種の中で育つ広葉樹です。
  • 特に落葉混成樹林でよく育ちます。
  • チークの成長に最適な年間雨量は1,200mm~2,500mmです。
  • 土壌はpH6.5~7.5で、カルシウムが多い土壌だと良いチークが育ちます。
  • 強い日差しが必要な樹木です。特に苗木の時に日光が充分でないとよく育ちません。 現地では朝日が良く当たる東側斜面のチークは育ちが良いとされています。
  • 最適な気温は27-33℃。凍結するような寒い場所では生育が難しいです。標高としては海抜900mまでが限度です。
  • 現地では”熱を蓄えている”木として、ほんわか暖かい樹種と言われています(一方でピンカド材は”冷たさを蓄えている”とされ、ミャンマーのように気温の高い国ではピンカド材が好まれています)

日本でも育つかな・・・と思ったのですが、強い日差しが必須となると難しいですね。

ミャンマー産チーク材の特徴は過去記事のチーク材のデータもご覧下さい。

11月 29, 2011
admin

ミャンマー出張に行ってきました

ミャンマー出張から戻りました。

アウン・サン・スー・チー氏が政治活動を再開したり、ASEAN議長国になったり、ヒラリー国務長官がミャンマーを訪れたり(玄葉外相も追っかけ訪緬らしいです!)と民主化がドンドン進んでいるミャンマーです。実際、観光シーズンに突入したヤンゴンではホテルも欧米人観光客の姿が多く、トレーダーズホテルを始め主だったホテルは軒並み満室!飛行機も満席の大盛況です。そして、空港には公式のMoney exchangerができていました。しかも、レートが街中より良いです。(11月23日時点788チャット=1USD)。

木材業界の方は、電力が安定的に供給されるようになり、木材関連業種も新首都で建設されているホテル等への家具などのオーダーが入り活況です。一方、輸出に関しては、欧州の不景気で注文が減ったところに、現地通貨高で収益が圧迫されやや厳しい状況が続いているとのことです。木材業界では、これまでチーク材はMTEという木材公社の一括監督方式だったものが、森林省による管理に変更になりました。そして、より付加価値の高い木材製品を輸出することを目標としているそうです。

とにかく、日本からきた私には「ミャンマー、活気に溢れているなー」という印象を受けました。

さて、弊社で発注しているTS120の検品からです。製材したてのものを片っ端からチェックです。改善点があれば現地エンジニアに直談判。先日、千葉の大工さんに教えてもらった点を伝えたら、現地のエンジニアも納得!良い製品作りには相互信頼と理解が必須ですね。

チークフローリング検品風景

イヤー、いつみても素晴らしい素材です。こちらの工場では主に欧州向けにクルーザーやヨットのデッキ材を供給しています。クルーザーやヨットのデッキ材は全て柾目引きになります。良い材料の良いトコどり。もちろん、このデッキ材は値段もずば抜けてます。(高いです)。

弊社の場合は、屋内のフローリングなので契約は板目材もOKとしておりますが、「できるだけ柾目にしてね」と現地のエンジニアにコッソリ依頼。で、こんな感じです。

柾目が多いチークフローリングの材料

100%とは行きませんが、柾目が多いです。現地の方の細かい配慮に感謝です。

さて、2012年は新しい商品を発表したいと考えております。

まずはヘリンボーン張りのチークフローリング。左図がヘリンボーン張りのパターン。右図はパーケット張りにしたパターン。いずれもいけます。サイズは15x70x420mm。新年1月には入荷予定です。W様、永らくお待たせしました。入荷次第ご連絡します。

チークヘリンボーンフローリングチークパーケット張りフローリング

また、現在入荷している50mm厚の無垢角材だけでなく様々なサイズの角材・板材も輸入していく予定です。

さて、工場にすごいサイズのチーク板材がありました。サイズは30x482x2,400mmの一枚板です。(写真下)

こんなサイズのチーク原板が欲しいという方は、遠慮なくメールしてください。

チーク一枚板

10月 6, 2011
admin

TU15やっと入庫しました

長いこと待ちわびておりましたTU15、やっと入庫しました。

雨がドシャ振りでしたが、早速倉庫へ検品行ってきました。既にコンテナ出し作業は終わっており、お待ちかねのTU15やチーク框材・集成材がズラリ。M様、F様、H様のご注文品は同日出荷します!

いつもより製造に時間がかかったのですが、モノ自体はチーク独特の油分が乗って、目の詰まった良いものが入りました。梱包用の箱を開封した時に漂うミャンマーチーク材の匂いはいつ嗅いでも良い匂いです。

チーク框材9-49の写真

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では、2011年10月入庫の框材”TKM 9-49″お披露目です。

サイズは厚50 x 幅149 x 長2,800 mmです。

人口乾燥を施したミャンマー産本チーク 無垢角材です。ミャンマー産特有の縞模様が柾目で入っている木目のきれいな一本です。框だけでなく家具製作などにもいかがでしょうか。

今回は60本の框材が入荷しました。無垢の框材は一本ずつ木目が違います。同じ木目のものはありません。在庫表に写真を載せておりますので、是非チェックしてみてください。(在庫表

続いてチーク集成材のT1200です。

チーク集成材 1200角の写真

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チーク無垢材を幅接ぎした集成材です。

サイズは厚30 x 幅1,200 x 長1,200 mmの正方形タイプ。他にも30 x 600 x 3,000mm の長方形もございます。

こちらは階段の段板や踊り場、カウンタートップや机などの造作用に販売しています。とくにフローリングがチークで、階段も同じ素材にする場合によく使ってもらいます。また、1200角の正方形はあまりないサイズですが、折り返しの階段などの踊り場には最適サイズです。

なお、こちらも無塗装です。

そして、TU15 ユニタイプのチーク無垢フローリング(無塗装)です。

TU15 チーク無垢フローリングの写真

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弊社定番のTU15です。サイズは厚15 x 幅90 x 長1,820mm です。縦方向にフィンガージョイントで継いで1枚にしております。

右から2本目と3本目の色合いにご注目下さい!

弊社製品の特長は、弊社スタッフが色味やトーンバランスを考えて接いでいるところです。そのため、ご覧のとおりユニタイプでも縦方向の色のバラつきが少なくスッキリした印象に仕上がります。ユニタイプは製材時に発生する短めの木片を継ぎ合わせて1,820mm長のフローリングにするのですが、当社秘伝の組み合わせ技術を駆使して色合い・トーンのバランスを整えております。

組み合わせ作業に手間はかかりますが、施工後に「やっぱりミャンマーチークにして良かった」と喜んでもらえればと頑張ってます。

7月 11, 2011
admin

無垢材の断熱効果

7月になって夏本番。暑い日が続きますね。さらに今年は電力不足なので節電がテーマです。電力消費を抑える為に、エアコンの使用制限をおこなっている方が多いと思います。「もともとエアコンが苦手!」という人も多いかと思いますが、今年こそエアコンに頼らずに体感温度を下げて、少しでも快適な環境を作ることが大事ではないでしょうか。

弊社のチーク無垢材を施工されたお客様からよく聞かれるのが「素足で歩いてもベトベトせずにサラッとして快適!」という感想です。無塗装や自然塗装の場合、チーク無垢材の質感を活かすことでサラリとした触感の床材になります。また、冬でも「痛いくらい冷たい」ようなことはなくホンワカとした温もりがあります。特にこれまで合板フローリングで生活されていた場合、その違いに驚かれることと思います。

ここで学術的なウンチクを。チークやナラ、ウォールナットという広葉樹には、根から吸い上げた水分を樹木全体に行き渡らせるために「導管」とよばれる血管のようなものが備わっています。伐採されフローリング等に製材されると、木材の水分は乾燥して導管のなかは空っぽの空間になります。こうした空間は空気層となって熱伝導率を抑え天然の断熱材になるのです。そのため、木材に触れた時にサラリとした爽やかな感覚があるのです。

とくにチーク材は導管が太く空気層が大きいことが特徴的です。広葉樹の代表的な樹種の顕微鏡写真です。(森林総研サイトより)この空隙の大きいところが導管です。チークは結構大きくて数もありますね。硬いといわれるローズウッドは少な目ですね。
チーク小口顕微鏡写真

チーク

ミズナラ

ミズナラ

オニグルミ

オニグルミ(ウォールナット)

ローズウッド

ローズウッド

また、無垢材には施工後も水分を吸湿し、湿度を下げる効果があります。ムシ暑い日に無垢材や漆喰など自然素材に囲まれた部屋に入ると何となくサラリとしているのは、こうした吸湿効果によるものです。こうして吸湿した水分は乾燥する冬に放出して部屋の湿度を上げる効果があります。

こうした木材の吸湿・放湿効果は「木が呼吸している」といわれます。天然の調湿材としての効果も無垢フローリング材には期待できます。
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