杉板の壁材とチーク無垢床材の相性
今回はチーク一枚物(TH90)と杉板の壁材を合わせたS様邸の施工例をご紹介します。
リビングに入るとウッディーなコテージのような雰囲気に包まれます。 床・壁・天井までを無垢材で仕上げたS様邸です。床材に広葉樹のチーク、壁・天井材に針葉樹スギとすることで変化が生まれてスッキリします。また、天井高があるので開放的な雰囲気。
壁に掛けられたキリムとランプシェードがいい雰囲気で、夜になると幻想的な感じになりそうですね。
それぞれが個性的なものなのですが、いずれも自然素材なので見事にマッチングしてナチュラルな雰囲気が出ています。
チーク無垢フローリングはTH90という商品です。サイズは厚15 x 幅90 x 長910mmの一枚物フローリングです。無塗装での仕上げです。無塗装はやや汚れやすいですが、色合い・踏み心地が優しく素材感を感じる事ができます。
ちなみに店長宅も無塗装で6年が経ちました。時々、オリーブオイルの石鹸で床をゴシゴシとモップ掛けするだけで、綺麗な状態を保っていると思います・・・。
今回はLDKの改装でしたが、既存床とチーク無垢材はリビングに入るドアのところで見切っています。フローリング材を活用して見切り材を作られています。
床材の張り方向が既存床と同じ方向で違和感なく続いています。この見切りの方法、結構参考になるのではないでしょうか。
チークの集成板
今回はチークの集成板・天板のご紹介です。
ミャンマー産本チークのフィンガージョイント集成板です。階段板やテーブル天板、カウンタートップなど使い方は自由自在。
サイズは2種類ご用意しました。
1.T3000: 厚30 x 幅600 x 長3,000 mm 43,200円/枚
2.T1200: 厚30 x 幅600 x 長3,000 mm 34,560円/枚
無塗装品となっております。クリア塗装をすることで色合いが濃くなります。
お客様の施工事例のチークのカウンターとバーコーナーです。バーコーナにはアップライトが埋め込まれております。チークは硬すぎないので、こうした加工も可能です。
チークは水に強いので天板等に向いています。
一枚からご注文を承っておりますので、お気軽にお申し付け下さい。
TS120 幅広タイプのチーク一枚物フローリング
TS120(厚15x幅120x長1,820)の一枚物(OPC)本チークフローリングが入荷しました。このサイズの一枚物は中々お目にかかることができないレアな一品です。待ちに待ってやっとこさ入荷しました。昨年ミャンマーで加工前の材料を見ていたので期待が膨らみます。到着後、早速倉庫で検品です。
期待通りのチークフローリングです。
検品では、色合いだけでなく、含水率や寸法精度などのチェックを実施します。
含水率は8%前後となってました。
恒例のiPhoneを使っての写真です。幅広感が伝わりますか?
TS120は幅が120mmもあるので高級感があります。また、大抵の方の足の幅よりも広いので、裸足で歩いた時などに目地を感じにくく、歩いていてもチークの質感を存分に 感じる事ができます。
さて、自然塗装オプションのオーダーをいただいており、出荷予定分にリボス社アルドボスを塗布しています。
無塗装品と比較してみました。色合いについては塗装後は濡れ色になって深い色合いになります。1週間もすると塗装が馴染んでいい感じになりますよ。
iPhone挟んで写真の右側が無塗装、左側がアルドボス塗装後です。カメラのフラッシュを使って撮影したので濃淡がビビッドに出ています。
塗装品については、2回塗布した後に再梱包して現場へ納品します。
リボス社の天然オイルの他に蜜蝋ワックスなども塗布できます。お気軽に相談下さい。
部屋を広く見せる幅広タイプ、是非ご検討下さい。無料のサンプルもあります。
チーク無垢フローリングの含水率
特注品の12mm厚乱尺本チークフローリングが入庫したので、検品に行ってきました。
チーク特有の油分の詰まった材です。厚・幅・長さ問題なく、含水率も7.5%でクリア!
弊社のチークフローリングは出荷されるフローリング全てを1本ずつ検品しており、裏面に自社スタッフのサインと含水率が記載してあります。施工してしまえば、裏面に書いたQCサインは見えなくなります。施工前の弊社チーク床材を見る機会があれば裏面をチェックしてみてください。
こちらが仮並べ時の12mm厚の品。比較用にiPhoneを置いてみました。幅の感覚を掴んで頂ければ幸いです。
色合いはまさにゴールデンチークです!
アンティークな時計・船具・ランプに囲まれたオーディオルーム
TU15を納めさせていただいたI様邸を訪問しました。オーディオルーム・アンティークのコレクションルーム・作業場を兼ねた書斎です。コツコツと集められたアンティーク道具がズラリと並んでおり、映画の中の1シーンのようなインテリアです。
チークフローリングにはアレスコ(関西ペイント)のチークオイルを塗布されています。チークの風合いを損なわないマットで深い色合いの仕上がりです。
チーク無垢板に、マリンランプやアンティークスイッチが並んでおりランプの光で綺麗な陰影を作っています。ほんのり浮かび上がるチークの木目に真鍮のゴールドが雰囲気あります。チーク材はヨットやクルーザーなどのデッキ・内装に使われる樹種で船具系小物との相性は抜群に良いです。
さらに建具の背板としてTU15のフローリングを利用いただきました。アンティークの持つ雰囲気を活かしながら、チーク材が馴染んでますね。下段に鎮座しているのは懐中電灯です。格好いいです!
オーディオルームにチークフローリングを施工される方が多いです。建築家・吉村順三氏の設計した八ヶ岳音楽堂もチークフローリングです。チークフローリングの音響効果については、今後の研究課題ですね。