チーク無垢床材を壁や建具に利用した施工事例
あっという間に師走ですね。今年も残すところ後1ヶ月になりました。
今回ご紹介する事例はTS120 幅広タイプの一枚物を屋外・屋内の壁や建具に活用されたD様のお宅です。
D様の自邸は、ご自身でデザイン・素材選定・仕上げ方法を決められたそうです。各所にこだわりの詰まった趣のある住宅でした。
壁に施工されたチーク材はオイル仕上げです。オイル仕上げにしているので、色合いに統一感があります。また、施工前に仮並べをすることで仕上がりのイメージが掴みやすくなります。仮並べを行うのは手間が掛かるのですが、やるのとやらないのでは仕上がりが結構変わってくるのではないかなと思います。
壁だけでなく建具や室内の壁にも幅広タイプのTS120を施工いただきました。TS120は節なし・白太なしの一枚物になりますので、壁などの大きな範囲に貼っても、ワイルド過ぎず綺麗に納まります。ミャンマーのリゾートホテルなどでは、床だけでなく壁面や建具などにもチーク材を使うのですが、スッキリと納まって見えるのはこうした優しい感じの木目だからではないかなと思います。
施工例を見ていると皆様の色々なアイデアを拝見する事ができます。このブログでもどんどん発信していく予定ですので、今後とも是非チェックしてください!
地中海風リゾートハウスの邸宅
夏休みを兼ねて世界遺産の小笠原まで旅行に行ってきました。
家族サービスを少し抜け出して、TS90を施工いただいたS様邸を訪問させていただきました。内装の施工はS様ご自身で行われたそうです。ミャンマーチーク床材に限らず一つ一つの建材をご自身で選んだこだわりのある邸宅です。
地中海風リゾートハウスのような雰囲気のある住宅です。小笠原は湿度が高いので、湿度対策というところが住宅を作る上でのポイントになるそうです。具体的には風が抜けるよう外階段を片持ちにしたり、無垢チーク材でサラサラとした肌触りの床にしたりというアイデアが随所に見られます。
TS90チーク一枚物フローリングのリャンコ張りという張り方で施工されました。施工後にリボス社のアルドボスとビボスの2種類のオイルを塗布しました。ミャンマー産のチーク材はオイル塗装をすることで濡れたような深い飴色に変化します。
壁はインドネシアの天然石です。施工は苦労されたとのことですが、乱尺張りの石壁は存在感があって雰囲気があります。チークと石壁は本当に相性が良いです。
船のキャビンのような建具はチーク床材を利用して自作されたそうです。ルーターをつかってRをつけた扉が格好いいです。
離れはオーディオルームになっています。こちらはチーク無垢床材と桧の壁材が施工してあります。ウッディーな感じで落ち着いています。窓枠も木製で味がある感じです。
小笠原は亜熱帯で湿気が強くシロアリに強い材でないとダメということらしいです。ミャンマー産の本チークはシロアリにも強く、湿気による寸法変化も少ないので最適な材料です。
S様邸、素足で歩かせてもらいましたがサラリとして気持ちが良かったです。
戸建のリノベーション タンノイのあるリビングオーディオルーム
幅広タイプのOPC一枚物 TS120で戸建リノベーションされたM様邸を訪問しました。
リビングに鎮座するTANNOYのスピーカーが迫力があります。経年変化で綺麗な色合いになったスピーカーボックスとTS120のチーク床材の雰囲気がクラシカルでいい感じです。弊社にて蜜蝋ワックスを塗布してからM様邸に納めました。
M様の希望は、ミャンマー産の本チークらしく濃い目の色合いで仕上がった空間ということなので、蜜蝋ワックスを塗布してチーク床材が濡れ色になるようにしました。購入前に弊社事務所にお越しいただきTS120の無塗装品の現物及び蜜蝋ワックスを塗布したバージョンを実際にご覧頂いたので、ご自身のイメージした色調に近い仕上げを打ち合わせる事ができました。
また、施工前に仮並べをしたので、色合いや木目の調和が取れて綺麗な仕上がりです。こうした手間を掛ける事で仕上がりが断然違います。
居酒屋のようなリラックスした雰囲気が好きだというM様、リビングに掘りゴタツを設えました。実際に座らせて貰ったのですが、掘り炬燵いいです!座面から天井が高いので空間が広く感じられます。TS120は幅広タイプなので、床材自身も空間を広く見せる効果があります。また、掘り炬燵からTS120の綺麗なチークの木目を間近で見れて・触れるのでチーク好きな店長には堪らないです。
ここでお酒を飲みつつTANNOYで好きな音楽を聴くのは至福の時間ですね。これから時間の経過とともにチークの床がどのように変化していくのかが楽しみというM様。ミャンマーチーク材は時間とともに味わいが増していきます。これは新建材などにはない無垢材の持つ魅力です。
チーク無垢材のヘリンボーン/パーケット張りフローリング
新商品のご紹介です。THB15 ミャンマー本チークフローリング ヘリンボーン/パーケット張りフローリングです。
サイズ:厚15 x 幅70 x 長420mm の一枚物フローリングでヘリンボーン張り/パーケット張りができるように実加工がしてあります。価格:14,465円/ケース、1.764平米入りです。 平米単価は8,200円 坪単価で27,060円となっております。弊社お馴染みの無塗装仕上げとなっておりますので、自由な仕上げが可能です。もちろん、無塗装のままでも天然チーク独特の油分が豊富なので、最高の肌触りです。ヘリンボーンとは「ニシンの骨」を意味しており、フローリングは左右交互にV字型に組み敷いていきます。張りあがると、なんともクラシカルな雰囲気になります。以前利用したミャンマーのインヤーレークホテルのフローリングで拝見しました。(過去の記事はコチラ)
張り方によってはパーケット張り(市松模様)も可能になります。実は子供の学校の床はパーケット張りです。昔の学校とかの床、特に音楽室とかパーケット張りでしたよね!弊社のチークは、学校に張ってあるタイプに比べると、もう少しサイズが大きくなります。オーディオルームや書斎など趣味の部屋に張り込むチークフローリングにヘリンボーンやパーケット張り、いかがですか?サンプルありますので、お気軽に申し付け下さい。
資材不足をやっつけろ
震災から2週間経ちました。被災地や日本全国の状況が徐々に明らかになってきました。原発・電力不足など未だ予断を許さない状況が続いています。TVでみる被災地や避難所の状況を見る限り、一日でも早い被災地の復興を願ってます。そこで、普段の生活で自分に何ができるかということを毎日考えるようになりました。節電・省エネ・寄付はできるだけ、やれるだけやります!
普段の仕事では何かできないか考えました。
建材関係では、構造用合板が全国的に品薄とのことです。サイディングやサッシも少なくなってきているとのこと・・・。そんな中、弊社では通常よりも在庫を増やしていこうと思い、現地の工場に日本向けチークフローリングの増産・早期出荷を依頼しております。被災地を含め、弊社のチークフローリングにお声がかかるならば即納体制で臨みたいと考えています。もちろん値上げなんかしません。
まず第一便、ソリッドが今週ヤンゴンを出港しました。来月までに更に第2、第3便も出港する予定です。私にやれることは資材調達・確保です!どんどんいきます!