無垢フローリングの張り方にこだわったマンションリノベ事例
マンションリノベ事例の紹介です。
12cm幅の一枚物チークフローリングのTS120を使用して、心地良い空間にリフォームされたI様邸です。施工後1年経過して、落ち着いた色合いに経年変化しております。
I様邸のTS120は玄関を除いて、リボス社クノスオイルを塗布しております。壁は珪藻土です。
フローリングの張り方にこだわりを感じますが、皆様わかりますか?
I様邸では「すだれ張り」という張り方をされております。一般的にはフローリングは隣り合わせの材料が互い違いになるように少しずつずらして貼っていくのですが、すだれ張りでは長さを揃えて張り付けていきます。TS120は1820mm長の定尺タイプなので、この張り方が可能となっております。
また、空間の長尺方向と直角になるように張っております。(通常は長尺方向と平行です)
するとどうでしょうか。縦方向にも横方向にも広がりが出て居室が広く見えます。また、独特の雰囲気があり重厚な雰囲気です。
弊社ではTS120やTS90など長さの揃った一枚物無垢フローリングを用意しておりますので、様々な張り方のバリエーションをお楽しみいただけます。
I様邸ではアイシネンで床下断熱を行い、ミャンマーチーク無垢床材を施工されたので、冬場でも足元が冷えることなく快適に過ごす事が出来たとのことです。これからの暑い季節でも、無垢チークは肌触りがサラリとしているので快適に過ごす事が出来そうです。リボス社オイルはこうした無垢材の質感を損なうことがないので、肌触りの良いチークには最適な自然塗料です。
玄関ホームはTS120を無塗装のまま施工されています。この部分は、まだチークのオイル成分がしっとりと感じられました。これからの経年変化が楽しみです。
フローリングの張り方についての記事一覧
朝鮮張りのオーディオルーム
無垢フローリングすだれ張りの施工事例(このページ)
無垢フローリングの張り方 イロイロ
12mm厚 チーク乱尺フローリングの施工例
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年第1回目のBlogは株式会社HAKの秋田憲二先生設計のM邸です。HAK様では弊社のチークフローリングやアジアンウォールナットを多くご採用いただいております。何度か施工現場にお邪魔していますが、どの現場も格好いい空間で住んでみたくなります。
M邸、ナチュラルな雰囲気が素敵なお宅です。
ご採用いただいたフローリングはミャンマーチーク無垢フローリング 12mm厚乱尺タイプというものです。無塗装仕上げです。
無塗装仕上げなので、見た目だけでなく踏み心地・触り心地もナチュラルなのです。そして、色合いは時間とともに落ち着いた飴色に経年変化していきます。
12mm厚乱尺品は在庫が流動的なものなので、Web未掲載品となっております。現在は11mm厚品の在庫がございます。価格は大変お求め安い価格となっていますので、是非お問い合わせください。
チーク無垢床材を壁や建具に利用した施工事例
あっという間に師走ですね。今年も残すところ後1ヶ月になりました。
今回ご紹介する事例はTS120 幅広タイプの一枚物を屋外・屋内の壁や建具に活用されたD様のお宅です。
D様の自邸は、ご自身でデザイン・素材選定・仕上げ方法を決められたそうです。各所にこだわりの詰まった趣のある住宅でした。
壁に施工されたチーク材はオイル仕上げです。オイル仕上げにしているので、色合いに統一感があります。また、施工前に仮並べをすることで仕上がりのイメージが掴みやすくなります。仮並べを行うのは手間が掛かるのですが、やるのとやらないのでは仕上がりが結構変わってくるのではないかなと思います。
壁だけでなく建具や室内の壁にも幅広タイプのTS120を施工いただきました。TS120は節なし・白太なしの一枚物になりますので、壁などの大きな範囲に貼っても、ワイルド過ぎず綺麗に納まります。ミャンマーのリゾートホテルなどでは、床だけでなく壁面や建具などにもチーク材を使うのですが、スッキリと納まって見えるのはこうした優しい感じの木目だからではないかなと思います。
施工例を見ていると皆様の色々なアイデアを拝見する事ができます。このブログでもどんどん発信していく予定ですので、今後とも是非チェックしてください!
地中海風リゾートハウスの邸宅
夏休みを兼ねて世界遺産の小笠原まで旅行に行ってきました。
家族サービスを少し抜け出して、TS90を施工いただいたS様邸を訪問させていただきました。内装の施工はS様ご自身で行われたそうです。ミャンマーチーク床材に限らず一つ一つの建材をご自身で選んだこだわりのある邸宅です。
地中海風リゾートハウスのような雰囲気のある住宅です。小笠原は湿度が高いので、湿度対策というところが住宅を作る上でのポイントになるそうです。具体的には風が抜けるよう外階段を片持ちにしたり、無垢チーク材でサラサラとした肌触りの床にしたりというアイデアが随所に見られます。
TS90チーク一枚物フローリングのリャンコ張りという張り方で施工されました。施工後にリボス社のアルドボスとビボスの2種類のオイルを塗布しました。ミャンマー産のチーク材はオイル塗装をすることで濡れたような深い飴色に変化します。
壁はインドネシアの天然石です。施工は苦労されたとのことですが、乱尺張りの石壁は存在感があって雰囲気があります。チークと石壁は本当に相性が良いです。
船のキャビンのような建具はチーク床材を利用して自作されたそうです。ルーターをつかってRをつけた扉が格好いいです。
離れはオーディオルームになっています。こちらはチーク無垢床材と桧の壁材が施工してあります。ウッディーな感じで落ち着いています。窓枠も木製で味がある感じです。
小笠原は亜熱帯で湿気が強くシロアリに強い材でないとダメということらしいです。ミャンマー産の本チークはシロアリにも強く、湿気による寸法変化も少ないので最適な材料です。
S様邸、素足で歩かせてもらいましたがサラリとして気持ちが良かったです。
戸建のリノベーション タンノイのあるリビングオーディオルーム
幅広タイプのOPC一枚物 TS120で戸建リノベーションされたM様邸を訪問しました。
リビングに鎮座するTANNOYのスピーカーが迫力があります。経年変化で綺麗な色合いになったスピーカーボックスとTS120のチーク床材の雰囲気がクラシカルでいい感じです。弊社にて蜜蝋ワックスを塗布してからM様邸に納めました。
M様の希望は、ミャンマー産の本チークらしく濃い目の色合いで仕上がった空間ということなので、蜜蝋ワックスを塗布してチーク床材が濡れ色になるようにしました。購入前に弊社事務所にお越しいただきTS120の無塗装品の現物及び蜜蝋ワックスを塗布したバージョンを実際にご覧頂いたので、ご自身のイメージした色調に近い仕上げを打ち合わせる事ができました。
また、施工前に仮並べをしたので、色合いや木目の調和が取れて綺麗な仕上がりです。こうした手間を掛ける事で仕上がりが断然違います。
居酒屋のようなリラックスした雰囲気が好きだというM様、リビングに掘りゴタツを設えました。実際に座らせて貰ったのですが、掘り炬燵いいです!座面から天井が高いので空間が広く感じられます。TS120は幅広タイプなので、床材自身も空間を広く見せる効果があります。また、掘り炬燵からTS120の綺麗なチークの木目を間近で見れて・触れるのでチーク好きな店長には堪らないです。
ここでお酒を飲みつつTANNOYで好きな音楽を聴くのは至福の時間ですね。これから時間の経過とともにチークの床がどのように変化していくのかが楽しみというM様。ミャンマーチーク材は時間とともに味わいが増していきます。これは新建材などにはない無垢材の持つ魅力です。