プロが選んだ無垢フローリング
WRK120を施工頂いたO様邸の施工事例です。
O様は住宅設計の仕事に携わっており、自邸の床の選択について様々なフローリングを検討されたそうです。床マニアと自認されるほど、樹種に精通されており、ミャンマー産のチークと他国産のチークの違いについても高い見識をお持ちでした。
その中で、木目の表情が豊かで深い色合いのミャンマー産のチークをご採用いただきました。
WRK120は120mm幅の幅広タイプの無垢フローリングです。幅広タイプには空間を広く見せる効果があります。また、板幅が足の幅よりも広いので、実際に踏んだときも目地を感じにくく広々とした質感を生活する方にもたらします。
O様邸はマンションリノベーションになります。既存の床にWRK120を増し張りする方法で、既存床暖房を活かしつつコストを抑えることに成功。ナチュラルで男性的な内装のデザインにされました。無垢床の施工にあたっては、弊社の施工要領書に則って、仮並べを実施されました。まずは小さめの部屋で大工さんの感性で施工していただき、O様の持っている木目選びのイメージとの「すり合わせ」を行いました。その上で、LDKの仮並べと施工を行ったのでイメージ通りの床に仕上がったそうです。
施工現場にお邪魔することが多いのですが、仮並べの有無は無垢フローリングの仕上げを左右する重要なステップであることを再確認しました。
実際に施工頂いた大工さんからも製品の精度や質感についてお褒めの言葉があったそうです。
こうして建築のプロの方々に褒めていただける事は本当に嬉しいです。また、弊社のチークフローリングは建築関係の仕事に携わる方の自邸に採用されることが多いです。
もちろん無垢材なので、冬場に湿度を放湿して収縮するというデメリットもありますが、それを超越する心地よさを住まい手に与える事を皆様がご存知だからだと考えています。
WRK120はオイル塗装品なので、チークの持つ荒い肌目をオイルで閉じ込め滑らかな表面を実現しております。まずは無料サンプルで実感してみてください。
TS120の施工事例
久しぶりのBlog更新になります・・・。
今回はTS120ミャンマーチーク幅広一枚物の施工事例をWebストーリー風に作ってみました。
ミャンマーチークの特注ウッドデッキやフローリング材を使用した軒天やドア・壁など見所満載です。
是非下記画像をクリックしてチェックしてみてください。スマホでも見やすくなってます!
無垢床用の弾性接着剤の試験について
毎日暑いですねー。ミャンマーよりも暑いんじゃないかという日もあるくらいです。
さて、この暑い時期にアジアンウォールナット15mm厚品の床暖房試験を実施しました。前回もおこなったのですが、今回は・・・
「12mm合板の捨て張り+高弾性ウレタンボンド+釘止め」の工法で試験体を作成して実験を行いました。
結果は・・・最大で0.34mmの収縮でした。0.34mmというと名刺2枚分くらいの隙間です。
直張りの場合は、最大で1.12mmでしたので、捨て張り+ウレタンボンド+釘の工法が効いたことになります。
試験内容は3枚のアジアンウォールナットの試験体を12mm合板にボンドと釘で固定した上で床暖房パネルに設置しました。
そして、257時間連続加温して、収縮率の変化と含水率の変化をみました。
床暖房の温水温度は60度前後、試験中の床表面温度は30度前後で推移させました。
結果をみると、含水率の変化で最大のところが8.9%→7.4%で-1.5% 平均値で-1.23%でした。また、最大の収縮幅は0.34mmでした。
一方、直張りの場合は、最大で10.3%→6%で-4.3%、平均で-2.93%でした。最大の収縮幅は1.12mmでした。
アジアンウォールナットはチークと比べて収縮率が高く、床暖房に使用した場合、目地の隙間が発生しやすい樹種です。
そこで、床暖房に使用する場合の目地隙の発生を減少させるアイデアとして、捨て張り+高弾性ウレタンボンド+釘止めの工法がかなり有効であることが、今回の実験でわかりました。弊社では、アジアンウォールナット材だけでなく、高弾性ウレタンボンドも販売しております。非床暖房のバーチ材などにも床暖房用として使用していただいた実績もあります!
また、こちらのボンドはある程度の不陸調整機能がありますので、スラブ直張りのときにも効果を発揮しそうです。
詳しい試験内容や高弾性ウレタンボンドの詳細については、弊社までお問い合わせください。
チーク無垢フローリングと床暖房
この度、低温式床暖房システム「うらら」を販売している富士環境システム株式会社様のご協力により、弊社のチーク無垢フローリング[無塗装品]の床暖房試験を行っていただきました。
結論は「問題なし」でした。
試験は2/5-2/13まで実施。55℃に温水温度を設定して連続加温試験を行いました。
90mm幅の含水率の変化が1.7%~3.8%で、収縮幅は0.5~0.84(mm)でした。ひび割れ・歪み・反りはありませんでした。
ただし、いかに寸法安定性に優れたチークといえども、幅方法の収縮は必ず起こります。場所によっては目地が0.5~2mmほど広がる可能性もあります。こうした隙は無垢材が吸湿・放湿を繰り返している証でもあります。
チーク無垢材をご使用になる時は、こうした特性にご理解頂ければと存じます。