ヘリンボーン張りの施工事例
今回はTHB15 ヘリンボーン張りの施工例を紹介します。
語源は、Herring(ニシン)Bone(骨)。斜め45度に連続する柄がニシンの背骨の形に似ていることからヘリンボーンと呼ばれており、日本では、杉の葉の模様に似ているために杉綾と呼ばれることもあります。洋服などでは、生地を斜めに織り込んだヘリンボーンジャケットなどがあります。
このヘリンボーン張りはベルサイユ宮殿や鹿鳴館などで採用されるなど、クラシックな空間に用いられることがあります。チーク材は色合いに濃淡のある樹種なので、ヘリンボーン張りにした場合立体感が際立ちます。また、通常の張り方よりも、寸法安定性が増すのがヘリンボーン張りです。
施工時に手間が掛かるデメリットがありますが、チーク材でヘリンボーンにすると、とても雰囲気のある空間になります。
チーク無垢フローリングを使用したリノベーション実例
少し暖かくなってきましたね。よく晴れた先週末、チーク乱尺品をリノベーションに活用いただいたCocohouse様の内覧会が開かれました。場所は神奈川県葉山町です。庭に出るとなだらか丘と眼下に広がる田園風景が特徴的なFarm house。早速見てみましょう!
Farm houseの床は全てチーク材です。そして、デッキはセランガンバツを使用しており、デッキには強化ガラスの屋根と照明がついております。BBQに晩酌に色々と活躍しそうな戸外エリアですね。
チーク床材は、プラネットカラーのオイルを塗布されました。一回塗りでもサラリとした仕上がりです。
セランガンバツとチークの相性はばっちりですね。色合いも近いので、違和感がないです。
続いて、キッチンを見てみましょう
タモ材を使用した造作キッチンです。ランプシェードがカップを逆さまにしたかわいいデザインです。
キッチンから正面を見るとリビング・デッキ・庭と視線がぬけます。開放的です。
LDの一面の壁が黒板色になっています。アクセントカラーになっていい感じです。そして、左側にあるのはペレットストーブです。ペレットなので燃料の取り扱いが簡単で、煙の排出もほとんどないらしいです。床の補強や耐火仕様などに変更することもなく使用できるとのこと。うーーーん、自宅に欲しい・・・。ゆらめく火を眺めながら、煮炊きまでできるそうです。
Farm houseでは一部の天井が勾配天井となっており、レッドシダーが使われています。天井と床に無垢材を使用すると、かなり格好いいです。これは他の多くの施工事例でも見られる鉄板の組み合わせですね。
チーク材は水にめっぽう強く、洗面所などの床にも使用できます。また、内部に空気層を含んでいる樹木なので、素足で踏んでもヒンヤリしないので、ヒートショック対策にもなりますね。
冬の洗面台は寒いですからね・・・。
こうして築年数が経過した住宅でも、アイデアと根気で素晴らしい空間に生まれ変わることができるの目の当たりにしました。日本では、空き家が増えて問題となっているそうですが、リノベーションを通じて古い住宅が生まれ変われば、こうした問題も解決していくのではないかと期待できます。
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チーク乱尺品のワトコウォールナット色塗装について
こんにちは。店長の相原です。
無塗装のチーク乱尺品(特注品)にWatco社のダークウォールナットの有色オイルを塗布して、かなり濃い目の色合いにして納品しました。 リフォームの現場とのことですが、施工完了したので施工例を撮影させていただきました。
塗装作業中・・・
浸透するオイル塗料に染料が入っております。今回はダークウォールナット色。
ワトコオイルを塗布する前にサンディングをして表面を整えてから、専用コテバケで塗り広げていきます。余ったオイルはウエスで直ぐに拭き取ります。ワトコは1回で仕上がるので作業性が良いです。
塗布直後はこんな感じ。表面もサラリとしていて良い仕上がりです。今回は結構たくさん塗布しております。作業日程は約5日間。
施工後の写真です。オープンキッチン・スキップフロアの和室と藍色のクロスに濃い色合いのチーク無垢床材が良く合います。
床暖房を使用しますが、チークなので酷い反りがでることはありません。
LDKと居室を結ぶ廊下にもチーク無垢材/ダークWN色仕上げです。ルーバーと壁の色合いが格好いいですね。設計・管理は川崎のHAK様です。
弊社では塗装オプションを各種ご用意しております。自然オイルを塗布して現場に納めますので、現場での塗布作業が不要になります。
塗装には多少お時間(大体1-2週間)を頂きますので、塗装オプションをご検討の方は早めにご連絡ください。
取り扱い塗料は・・・リボス・ボナ・ワトコ等々です。
集成材の加工サービス はじめました
皆様、こんにちは。
この度、弊社ではチーク集成材T3700や無垢角材TKMシリーズの加工サービスを始めました。従来は集成板を入荷した3700mm長のサイズのまま販売しておりましたが、お客様のデザインにカット・仕上げ・塗装などを施して現場に納品することが可能になりました。
これにより、R加工されたカウンターや洗面台シンクのカウンター、階段の段板、階段框などを加工して現場に納めることができます。必要になるのは加工するための図面ですが、手書きのものでも寸法がわかれば対応可能です。
加工可能なこと:R加工、糸面とり、ノンスリップ用の溝付け、穴あけ(くりぬき)、フロアじゃくり、サンダー仕上げ、
(無垢角材の厚み方向のスライスは別途ご相談ください)
仕上げ塗装:無塗装 ウレタン塗装 自然オイル塗装
納期:約15日間
加工賃の目安:長方形のカウンター、糸面加工、ウレタン塗装を行って約3万円です。(材料代は別途必要になります)
加工事例を添付します。皆様のアイデアでチーク集成材を色々と活用してください!(画像をクリックすると、大きい写真で表示されます。)
只今、欠品しているチーク集成材T3700ですが、年内中に入荷し、新年より販売再開の予定です。
チーク無垢材の式台と上がり框
昨日放送の日本テレビの世界の果てまでイッテQでミャンマーのゴールデンロックが紹介されていました。落っこちそうで落ちない不思議な岩。ここはチャイティーヨーパゴダといってミャンマー仏教の聖地となってます。番組では芸人さんが出家してましたが、ちなみに弊社取引先の工場長も先日この寺院で出家したそうです。
さて、先日TS120と框材を施工したU様のお宅に訪問いたしました。U様は、床材を検討するにあたって、メーカーオプションの床材だけでなく施主支給も含めて検討されたそうです。サンプルを比較検討してもらい、弊社120mm幅一枚物のTS120を選んでもらいました。サンプルで感じたミャンマー産本チーク独特のしっとりした木肌が決め手のポイントとのことでした。
玄関にはチーク框材を上がり框と式台に施工されました。式台に使われた例は初めてでしたが、式台かなり雰囲気がいいです。厚50x幅330x長3,000弱の角材から式台を作り、玄関框・付け框も同じチーク框材で統一です。U様のお宅は基礎が高く、玄関土間から床までの段差解消に式台をつけたのですがコレが雰囲気のある玄関を印象付けてます。付け框・玄関框・式台の納まりなど、棟梁の匠な仕事に感服です。
玄関からリビング・ダイニングにTS120(15x120x1,820mm)の一枚物を施工しています。仕上げはリボスのアルドボスです。「素足がサラッとして気持ちが良いです。無垢のチークにしてよかった」とのこと。また、チーク材は硬すぎず、軟らかすぎない丁度良い硬さなので寝転んでも痛くないですよ!写真に写っている白いハンディ掃除機はマキタの充電式クリーナー。リチウムイオン電池で結構パワフルでした。U様一押しアイテムです。欲しいっスコレ。
フローリングの張り方は「リャンコ張りで1尺ずらし」。吹き抜けから見下ろすとこんな感じです。長尺一枚物のスッキリした感じを活かした張り方でロスも少ないのです。
ミャンマー産本チークは昼と夜で床材の色の見え方が変わります。店長と同じくU様も「夜派」とのこと。夜になるとチークは深い色合になるんですよね。
そして、チーク材は時間と共にどんどん艶を増していきます。U様、弊社のチーク材を末永くよろしくお願いします!