アジアリゾート風の施工事例
2年前に施工されたF様邸を9月に訪問してきました。
窓から水田が眼下に広がって緑豊かなピクチャーウィンドウが楽しめるF様の新居、遠くまで遮るものがなく花火の時は部屋から見れるそうです!うらやましい!
バリのウブドにあるアジアリゾートを感じるお宅でした。
チークの無垢框材は厚50x幅250x長1998(mm)のものです。幅広板目の縞チークで迫力満点です。また、50mm厚の框は靴を脱いで素足で踏んだ時に、どっしりした踏み心地があります。足の裏の感覚は結構敏感なんです。
リビング・ダイニングにはチーク無垢一枚板のテーブルがあります。目が詰まって綺麗な木目です。アイランドキッチンの壁にはアジアンウォールナットなぐり加工です。床材と色合いが変わってアクセントとなってます。
塗装はリボス社アルドボスをF様ご自身で塗られました。2年経過して、いい感じに馴染んできています。またチークも経年変化で色合いが落ち着いてきて自然な艶を帯びています。
以下は塗装時の写真です。
アイランドキッチンの壁に張ってあるのは、アジアンウォールナット無垢材です。なぐり加工という仕上げで味のある雰囲気を出しています。
アジアンウォールナットもアルドボスで塗装して、チョコレート色で綺麗な色あいになっております。アルドボスはクリア色ですが、アジアンウォールナット自身が持つ色合いが、オイル塗装をすることで引き立ちこうした色合いとなります。
地中海風リゾートハウスの邸宅
夏休みを兼ねて世界遺産の小笠原まで旅行に行ってきました。
家族サービスを少し抜け出して、TS90を施工いただいたS様邸を訪問させていただきました。内装の施工はS様ご自身で行われたそうです。ミャンマーチーク床材に限らず一つ一つの建材をご自身で選んだこだわりのある邸宅です。
地中海風リゾートハウスのような雰囲気のある住宅です。小笠原は湿度が高いので、湿度対策というところが住宅を作る上でのポイントになるそうです。具体的には風が抜けるよう外階段を片持ちにしたり、無垢チーク材でサラサラとした肌触りの床にしたりというアイデアが随所に見られます。
TS90チーク一枚物フローリングのリャンコ張りという張り方で施工されました。施工後にリボス社のアルドボスとビボスの2種類のオイルを塗布しました。ミャンマー産のチーク材はオイル塗装をすることで濡れたような深い飴色に変化します。
壁はインドネシアの天然石です。施工は苦労されたとのことですが、乱尺張りの石壁は存在感があって雰囲気があります。チークと石壁は本当に相性が良いです。
船のキャビンのような建具はチーク床材を利用して自作されたそうです。ルーターをつかってRをつけた扉が格好いいです。
離れはオーディオルームになっています。こちらはチーク無垢床材と桧の壁材が施工してあります。ウッディーな感じで落ち着いています。窓枠も木製で味がある感じです。
小笠原は亜熱帯で湿気が強くシロアリに強い材でないとダメということらしいです。ミャンマー産の本チークはシロアリにも強く、湿気による寸法変化も少ないので最適な材料です。
S様邸、素足で歩かせてもらいましたがサラリとして気持ちが良かったです。
軽井沢の別荘リフォーム
GW明けの小雨の降る日にTU15を納めさせていただきましたF様邸を訪問いたしました。
F様のご新居は、軽井沢にある既築の別荘をリフォームされました。構造体を残して、内装を全面的に入れ替える改装です。軽井沢の森閑とした林にある緑と調和した素敵なお宅でした。(F様のブログ)
折りたたみ式の掃きだし窓からはチークフローリングを加工したウッドデッキが繋がっていて、その先にはみずみずしい新緑の景色が広がります。F様のこだわりが詰まった別荘リフォームをご紹介していきます。
まず、床材はTU15 ユニタイプを施工し、F様ご自身でリボス社クノスオイルを施工後に塗装されました。塗装作業はなかなか骨の折れる作業ですが、クノスオイルはムラになりにくくチークとの相性も良いので綺麗に仕上がります。また、このクノスオイルは天然のエナメル成分が撥水性を出すので、汚れに強くなります。F様のお宅はイングリッシュセターのワンちゃんがいるのですが、ワンちゃんが元気に遊び回ってもクノスオイルが汚れを防いでくれるので安心です。 一方、オイル塗装なのでチークの持つ肌触りや質感は損なうことはありません。
また、弊社のチーク集成板T3000で玄関のニッチカウンターと洗面台のカウンターを製作されました。チークは水に強い樹種なので、洗面台のカウンターや脱衣所の床などに使用できます。
施工後約1ヶ月が経過して、チーク材の色合いも経年変化で少しずつ落ち着いて馴染んできたとのことです。夏場は樹林が天然ラジエーターの役割となって涼しい風が吹き抜け、冬場は薪ストーブが優しく暖めてくれるのでしょう。晴れた日には浅間山も見えるそうです。この生活環境は本当にうらやましい!
軽井沢~東京は新幹線で1時間です。F様邸のような空間があれば、軽井沢の別荘に住んで、東京で働くというライフスタイルもアリですね。
7/13追伸:F様よりウッドデッキの改修工事が完了して施工写真を送付いただきました。デッキ材には弊社のTU15、手すりトップには一枚物のTS120を使用しております。チーク材は屋外にも使う事ができる丈夫な樹種です。
手すりをアイアンと床材で薄く仕上げているので、庭の景色をさえぎらスッキリとした印象のウッドデッキです。新緑の景色が飛び込んでくるようで、風が気持ち良さそうです!
チーク床材と漆喰でマンションリノベーション
TS120(15x120x1820mm)を施工いただいたA様から施工後の写真をいただきました。
無垢の肌触りやあたたかさに木の床にしてよかった!とA様には実感いただきました。デスクやテーブル・ソファも味があって素敵ですが、白くて雰囲気のある壁と照明が印象的です。A様のお宅では漆喰に間接照明を合わせることで雰囲気のある空間を創られました。
また、別のお部屋は淡いピンク色の漆喰で落ち着いた雰囲気です。
チークの床材を販売していると、色々な自然素材の壁材と組み合わせを見ることができて勉強になります。特に塗り壁系とチークは相性が良い感じです。
猫ちゃん7匹と一緒に住まわれているA様からのメールを引用させていただきたいと思います。間接照明を使って落ち着いた雰囲気の空間を創りたいと考えている方に大変参考になる内容かと存じます。
“相原様
お世話になります。
ご質問いただきました壁材についてご説明させていただきます。
日本の住宅は直接照明が多いため自分達には明るすぎると感じる事も多く、すごしていても落着きませんでした。
海外のお宅やホテルの様な間接照明にして欲しいと施工会社に相談してみたところ、それなら照明に合わせて壁は漆喰にされるとライトの陰影でとても良い味が加わりますよとすすめられました。
寝室はロイヤルハワイアンホテルと同じピンク色にしたかったので、当初は当然ブラックウォルナットを有力候補に考えていたのですが、
サンプルで頂いたチーク材の色合と肌触りが想像以上に良かったため寝室もミャンマーチークで揃えようかってことになりました。幅広でやさしい木目のチーク材、実は僕以上に家内が大満足してます。 ありがとうございました。”
また、A様邸ではチークフローリングに併せて框材についても弊社の無垢框をご採用いただきました。 玄関土間からの立ち上がり部分に縞チークの框材が納まっております。ミッドセンチュリーのチェストが存在感あります。 TS120の存在感と調和した素敵なリノベーションです。Aさま、素敵な写真をありがとうございました!
アンティークな時計・船具・ランプに囲まれたオーディオルーム
TU15を納めさせていただいたI様邸を訪問しました。オーディオルーム・アンティークのコレクションルーム・作業場を兼ねた書斎です。コツコツと集められたアンティーク道具がズラリと並んでおり、映画の中の1シーンのようなインテリアです。
チークフローリングにはアレスコ(関西ペイント)のチークオイルを塗布されています。チークの風合いを損なわないマットで深い色合いの仕上がりです。
チーク無垢板に、マリンランプやアンティークスイッチが並んでおりランプの光で綺麗な陰影を作っています。ほんのり浮かび上がるチークの木目に真鍮のゴールドが雰囲気あります。チーク材はヨットやクルーザーなどのデッキ・内装に使われる樹種で船具系小物との相性は抜群に良いです。
さらに建具の背板としてTU15のフローリングを利用いただきました。アンティークの持つ雰囲気を活かしながら、チーク材が馴染んでますね。下段に鎮座しているのは懐中電灯です。格好いいです!
オーディオルームにチークフローリングを施工される方が多いです。建築家・吉村順三氏の設計した八ヶ岳音楽堂もチークフローリングです。チークフローリングの音響効果については、今後の研究課題ですね。